「日本の教育を変える!」プロジェクト
世界の先進教育実践の調査・研究
世界の先進的な教育研究を調査、研究します。
調査対象には、アメリカ、フィンランド、スイス、オランダ等の
認知科学の理念に基づいた先駆的探究型学習について調査を行い、分析をします。
具体的には、アメリカにおけるJASPER(Vanderbilt大学が開発した
探究型学習のビデオ教材)のその後の教育実践や、
インターナショナルスクールのカリキュラムである
インターナショナルバカロレア初等プログラムなど
世界では先進的な教育実践が様々になされています。
そうした教育実践における論文を精読したり、関連する本を輪読したり、
また実際に教材を分析したりして調査分析を行います。
また、子供達がどの様にして概念変化を起こすのか、
子供達が数学やリテラシーを学ぶときの学びの仕組みを明らかにするために
その基礎となる認知心理学について勉強します。
あるカリキュラムを開発した場合、その測定方法を確立することも大切です。
このプロジェクトでは教育カリキュラムの開発だけなく、
その効果を測定する方法[評価法]を考えます。
単なる計算問題や読み書きの問題というよりも、
子供達がどの程度認識しているのかということを測定するための方法を研究します。
さらに、そうした調査研究に基づいた上で新たなカリキュラム、
評価法のデザイン・開発を行います。
探求型教育実践を教育現場で行うための支援
未来社会における創造的人材をはぐくむための手段として、
探究型学習は注目されていますが、
教育現場ではそれをどのように実践するのかのノウハウに欠け、
また、探究学習の利点やその背後にある認知的な仕組みがよく理解されていません。
私たちは現場の小中学校の先生とのワークショップを定期的に行い、
探求型学習を現場で先生たちが実践するための支援を行います。
ITS「Inquirers Team Shonan」を立ち上げ、
そうしたワークショップの開催、情報交換を行っています。