開講授業一覧
春学期開講授業
研究会(春・秋)
本研究会では、認知心理学、認知科学に関する幅広いトピックについて扱い、
人間の「知」の性質、特に人間の学習の認知メカニズムを探ります。
言語と思考
言語は人間の知の象徴であり、言語の存在が人間に高度に複雑かつ抽象的な思考を可能にしている。
この授業では認知科学における言語についての幅広いトピックをとりあげる。
取り上げるトピックは言語と概念、母語と外国語学習、言語と思考の関係、言語と脳などである。
認知学習論
「学習」というと一般的には「学校で習う勉強」を考えがちであるが、
人間の学習とはず っと多種多様で幅広いものである。
子どものことばや概念の学習、読み書きの学習のような日常生活を通して行われる学習、
主に学校教育を通じて学ばれる物理学、数学などの学 術の学習から、
チェスや碁、音楽などの分野での学習、までを射程とし、
それぞれのタイプの学習で知識、技能が習熟していく認知メカニズムを分析する。
秋学期開講授業
認知科学ワークショップ
この授業では認知科学の学習に不可欠な実験方法について学びます。
最初に心理学や脳科学で実際に行われている実験を体得し、実験の手法や背後にある考え方を学びます。
認知心理学
知識はどのように表象され、記憶されているのだろうか?
人はどのような仕組みで世界を知覚しているのだろうか?
私たちはどのように仕組みで推論したり、意志決定をしているのだろうか?
また、人間の認知の起源は何か、認知はどのように発達するのだろうか?
この講義では人間の認知機能の仕組みを心理学的に分析し、人間の「知」とは何かを考える。
また、認知処理の背後にある脳活動のメカニズムについても考察する。