プロフィール
今井むつみです。
認知科学、特に認知心理学、発達心理学、言語心理学の分野の研究者です。
特に 語彙(レキシコン)と
語意の心の中の表象と習得・学習のメカニズムを研究しています。
習得は母語と外国語の両方に興味があります。
著書に「ことばと思考」 (岩波新書)「ことばの発達の謎を解く」
(ちくまプリマ―新書)「ことばを覚える仕組み」(ちくま学芸文庫)
「レキシコンの構築」 (岩波書店))、「ことばの学習のパラドックス」
(共立出版)などがあります。
言語に関する基礎研究の他に、教育にも関心があり、活動をしています。
2003年に、「人が学ぶということ―認知学習論からの視点」 (北樹出版)」、
2016年に「学びとは何か――〈探究人〉になるために」(岩波新書)を出版しました。
「学び」についてこれまでわかってきた認知科学の成果を教育現場の学びの実践に
どのように生かせるかを研究し、社会に伝えていきたいと思っています。
そのための活動として、東京コミュニティスクールの市川力さんをはじめとした有志の方々や
慶應大学今井研究室の学生さんといっしょにABLE(Agents for Bridging Learning and Education)という
国境を越えて学びを考えるコミュニティをつくり、年に2回ほどのペースでワークショップシリーズをしています。
国内、海外から著名な認知科学研究者を招聘し、学び、教育について最先端の研究成果を学ぶとともに、
参加者の間で意見交換をし、ともに考える場をつくっています。
趣味はバラを育てること、写真を撮ること、(撮った写真で)カレンダーをつくること、
音楽鑑賞(中でもバッハとピアニストのマウリツオ・ポリーニが大好き!ポリーニマニアです)、
ネコといっしょにぼんやり時を過ごすこと、野鳥を見ること、です。
趣味のページはこちら
Synodosの研究紹介記事は、こちら。
Research Mapのインタビュー記事は、こちら
をご覧下さい。
専門分野
認知科学、特に言語認知発達、言語心理学、問題解決過程
教育心理学、特に第二言語獲得と学習
略歴
平塚江南高校、慶應義塾大学文学部西洋史専攻で学士をとったあと、
教育心理学に興味を持ち社会学研究科に進学。
社会学研究科在学中にロータリー奨学金をいただき、
1987年に1年で戻るつもりで渡米。
結局6年アメリカに滞在し、1993年ノースウエスタン大学心理学部博士課程を修了、
博士号(Ph. D)を得る(1994)。
1993年より慶應義塾大学環境情報学部助手。
専任講師、助教授を経て2007年より教授。
専門は認知・言語発達心理学、言語心理学。
Contact
E-mail:imai[@]sfc.keio.ac.jp